さくらんぼの授粉
■さくらんぼの授粉について説明致します。
ご家庭用(素人さん)向きの説明はこちらのページへ
■作業1
採取する花は開花2日前から開花直後のもの(風船状に膨らんだ蕾)を中心に採取する。
■作業2
葯採取機にて葯を採取する
■作業3
フルイにより、ていねいに葯以外のごみなどを取り除く
■作業4
開葯機にて開葯を行う(写真9、11)
開葯機がない場合は自然開葯、新聞紙などに広げて直射日光が当たらない場所で、18〜20℃で1〜2日程度置いておく(写真10)
■作業5
花粉精選機で花粉を細かくする
■作業6
細かくした花粉をハケに付け人工授粉をする
木が小さければ写真15の右上の様な小さなハケでも良
(最高気温が20℃前後が好適)
25℃以上の高温は結実不良を招きやすい。
花が咲いている間、人工授粉を毎日続けたがちゃんと結実するのは○で囲んだ物だけしか結実しない。 その他の物は全て大きくならず落ちてしまう(生理落下)
以上で人工授粉の説明は終わります、このようにさくらんぼは花が咲いている間、毎日人工授粉しても結実するのは少なく、しなければまったくと言っていいほど結実しません
結実しやすい様に施肥、病害虫防除、剪定、人工授粉なので条件を良くしても実際はこの位しか結実しないのです。
さくらんぼはとても手が掛かる果物です、ゆえにさくらんぼが高級なのかもしれませんね。
さくらんぼの花粉はあすなろ園さんという所で取り扱っていますが予約販売となっているそうです。来年使用する予定がある方は早めに詳細など問い合わせてみて下さい。
電話番号はこちら 0553-44-1448
ふき園では花粉の販売はしておりません
剪定の仕方1 剪定の仕方2